ベルリンでお財布を盗まれ苦労したばかりなのに、
その4ヵ月後、燃油込で4万円台のヴェネチア行き航空券を見つけてしまい
4連休でイタリア・ヴェネチア(ヴェニス)へ。
先に書いておきますが、また財布を盗まれました。
盗難の経験を教訓にもちろん分散。
キャリーバッグの中、ホテルのお部屋の金庫の中、
ポーチの中にもクレジットカードを隠したり。
そしてお財布の中は旅に必要な最低限のものだけ。
クレジットカード1枚、ATMでキャッシングしたばかりの200ユーロのみ。
200ユーロも分散すればよかったのだけどカードが使えないお店に
ランチに行く予定だったのでそのまま入れていました。
それにヴェネチアは物価が高いし現金のみのお店で欲しいものがあるかもと思って。
200ユーロの内、15ユーロでランチを。残り185ユーロが入っていたはず。
クレジットカードでヴァポレット(水上バス)の2daysチケット(30ユーロ)を購入。
ヴァポレットからの眺めを楽しみ写真を撮ったりしていました。
途中すごく混んできて東京の満員電車のような感じに。
しばらくしてヴァポレットの切符をきちんと持っているか、
その切符をバリデート(有効化)しているか、改札できちんとかざしているかを
抜き打ちでチェックする検札員が4人乗ってきました。
そこでお財布に入れたチケットを出そうと探したら・・・
お財布が無い!!
チケットを出すことが出来ず次の停留所で検札員に降ろされました。
ちゃんと切符は持っていたし改札でかざした。
お財布に入れていてスリに盗まれた!と説明しましたが4人の内
英語を理解してくれる人が1人のみという残念な状況。
正直ベルリンでの衝撃が大きくて私も私で盗まれてももう驚きもせず。
「あー、また盗まれちゃった。もういいや♪」そんな心境。
スリ(pickpocket)に盗まれたから切符が無い、と説明し
途中「盗難だし見逃そう」と一人の検札員が言ってくれたのに
一人が「ダメだ!!」と。
結局、買ってから4ヶ月しか経っていない新品に近いお財布と
現金185ユーロ、ヴァポレットのチケットを盗まれた上に
罰金67.5ユーロの切符を切られました。
5日以内に郵便局で払うようにと用紙を渡されました。
思うに車内・船内が混んでいて体が密着する状態だと
バッグの中にお財布が入っているかまるわかりなのですよね。
そこでどさくさに紛れて盗む・・・。
スリの手際の良さにまるでプロのマジシャンにマジックを披露されたような感じ。
結局降ろされた停留所からはホテルまで歩いて帰り
ホテルに置いてある日本円とクレジットカードを取りに帰って観光を続行しました。
警察に盗難証明をもらいに行ったのはその2日後。
スリのせいで観光時間を無駄にするなんてもったいないですから
またスリに盗まれたおかげで新たなる教訓ができました。
・長財布は旅では持ち歩かない。小さい小銭入れ、もしくは財布以外の入れ物に。
・お金はとにかく最低限、そして分散(現金の盗難は海外旅行保険の対象外)
・どんなにファスナーを閉めても盗まれる。
財布はチェーンでつなぐ、もしくはダミーを用意。
次こそスリの一歩先を行って「こんな財布盗んで損した」と思わせたい。
帰国後、海外旅行保険を請求しましたが短期間で2回も盗難に遭うなんて
若干怪しまれている感じを受けました。