GWにドーハ経由でヴェネツィア(ヴェニス)へ。
羽田の混雑で出発が遅延、初めて乗り継ぎに失敗しました。
元々の予定はこちら↓
羽田 0:01発 ドーハ 朝5:50着
ドーハ 朝7:40発 ヴェニス 12:50着
乗り継ぎ時間1時間50分もあるし、ドーハの空港は前にも利用したことがあるけれど
中国・北京のように異常にセキュリティチェックに時間がかかることもなく
かといってフランクフルトのように広くもないしと何も気にしていませんでした。
それなのにGWのせいか羽田空港の混雑で出発できず
ようやく飛び立ったのが1:20、すでに1時間20分の遅延。
※↑クリックすると大きくなります。
過去の離陸、着陸時間を調べられるサイトは「FlightAware」
1時間20分の遅れかー、まあ飛行機が猛スピードで飛んで
遅れた分を取り戻してくれたりして
どうにかなるんじゃない?と気楽に考え映画を次々に鑑賞。
iPhoneの時計は機内ですでにドーハ時間に設定。
確かドアクローズは出発時間の20分前、ということは
7時40分発→7時20分。
6時半過ぎても全然着陸態勢に入らないしもうムリでは?と確信しはじめ、
機内でWi-Fiを使えたのでドーハからヴェニス行きを調べたら
私が乗る予定の1日1便のみ。これって乗り遅れたら翌日?と頭をよぎる。
あとはヴェニス行きが遅延しているか
もしくは乗り継ぎのお客様を待っていてくれるかの奇跡にかけるだけ。
機内で同じく「乗り継げなかったらどうなるのか?」とCAさんに聞いている人が
いましたが「すべて地上スタッフが対応しますので。」とだけ。
まあそうですよね・・。
朝7:25に地面に着陸、前方の席だったので7:30頃には機外に出られましたが
奇跡は起きませんでした(笑)
まあそうですよね・・・。荷物の載せ替えができないし確か
人と荷物は一緒でないといけないという決まりがあるのですよね。
(ナショジオの「メーデー!航空機事故の真実と真相」からの知識。)
ゲートを出たところに遅延で乗り継げなかった行き先が書かれたボードを持った
係員の方が数名いて乗り継げなかった人が降りてくるのを全員待つ仕組みのよう。
パリに行く人が本当に多かった。
パリなら直行便もあるし私ならわざわざカタール航空は選ばないけれど
やはり会社帰りに空港に行って深夜発、朝到着できる深夜便が魅力なのでしょうか?
(もしかしたら団体ツアーなのかもですが。)
私の目的地ヴェニスももちろんありましたがブカレストと一緒。
他の行き先のグループより少なくて計約20名くらい。
ヴェニスとブカレスト行きの乗り継げなかった人が全員集まったところで
説明が始まりました。(※英語です。)
ブカレスト行きは午後の便に振り替え、夜20時頃着ですとのこと。
ブカレスト行きの人たちからはもちろんブーイング。
ヴェニスは翌日の同じ時間朝7:40の便に振り替えですと言われ
すでに座席指定までされた搭乗券が名前を呼ばれて配られました。
もしかしてと機内で思ったことが現実になりました。
このときまだ朝の7:45頃。
ヴェニス行きを逃した人たちからは当然大ブーイング。
「仕事があるから今日中にヴェニスに行かないといけない」と激怒の欧米系お姉さん。
「今日中に行きたいのよ!!」と怒る欧米系のカワイイ感じのおばあさん。
「どこで寝たらいいのか?」と欧米系の若い男性。
この質問には「ホテルを用意していますので、送迎・食事も無料です。」と答えが。
元々3泊しかないのにそのうちの1泊をドーハで?!
しかもまだこんな朝なのにドーハで何をしたらいいの?
知り合いの旅行記を見たけれどあまり興味がわかない都市で?
(ドーハさんごめんなさい。)
クレームは他の方々にお任せし(笑)、ドーハからイタリアの別の都市行きが無いか
SkyScannerで咄嗟に検索。午後にミラノとローマがあるじゃない!聞いてみよう。
ホントはクロアチアのザグレブでも良いのだけど最終便がすでに出発済。
乗り遅れたヴェニス&ブカレストグループからの一通りの質問とクレームが終わった後
係員のお姉さんが「それではホテルの手続きにご案内します。」とTransfer Deskまで
誘導されあとは各自そこで手続き、その後ホテルまで送迎されますとの説明で解散。
解散後、私はそのお姉さんに
「お金がかかってもいいから今日中にヴェニスに行く方法は無い?」と聞いたら
「ドバイからエミレーツがあるけれど満席なの。」と。
「私の最終目的地はヴェニスでは無くてクロアチアのロヴィニだから
別にヴェニスじゃなくてもいいの。例えばミラノとかローマとか別のイタリアの都市に
替えてもらうことは出来ない?」
と聞いたら
「ミラノからヴェニスにはどうやって行くの?」と聞かれ
「ヴェニスには行かない。ミラノから鉄道でトリエステまで行って
そこからバスでクロアチアに行くから。」と言ったら
「それならOK。ミラノとローマが今日あるけれどどちらがいい?」と
聞かれたので心の中では「もうクロアチアは止めてローマ観光もいいかな。」なんて
心が揺らぎましたが初志貫徹が大事だと思い直し、
地理的にトリエステに近そうなのはミラノかなと思いミラノをお願いしました。
搭乗券と荷物を変更するからとのことで
パスポートと羽田で荷物を預けたときのクレームタグ(Claim Tag=手荷物引換証)と
もらったばかりの明日のヴェニス行きの搭乗券をカタール航空のそのお姉さんに渡し
「変更してくるから座って待っててね」と言われ待つこと約20分。
午後14:30発、20:00着のミラノ行きの航空券を持って来てくれました。
(ローマも同じ14:30発でした。)
荷物もミラノで受け取れるようになっているし、この航空券で
空港内で朝食、マッサージが無料になるからどうぞとのことでした。
そしてここで誓約書にサインを求められました。
英語で手書きで書いてあり内容は『翌日の便とホテルと食事を搭乗者に提供しましたが
本人からミラノ行きに替えて欲しいと申し出があった。ミラノ→ヴェニスの旅程は
カタール航空には求めません。』というようなもの。ざっくりですが。
もちろんOKですしサインしました。ドーハに1泊するよりは断然マシ。
(※注 ドーハはきっといいところです。私に時間が無いだけです。)
あと、「多分大丈夫だとは思うけれど、
今回、行き先をヴェニスからミラノに替えてしまったので
帰りのヴェニスからの予約が何かトラブルでキャンセルになるといけないから
必ずリコンファームをするように」とのアドバイス。
リコンファームか・・大学生だった今から約20年前はしてたなあと
久々に聞く懐かしい単語。
結局リコンファームはせず出発の48時間前からできるWebチェックインで
何の問題もなくヴェニスからドーハ経由で帰国できました。
午後14:30発なので時間はたっぷり。
プライオリティパスで入れるAl Mahaラウンジでものんびり。
1人旅ばかりなので本当にプライオリティパス助かっています。
どの空港も椅子は空いていなかったりするし混んでるし食べ物も飲み物も高いし。
ラウンジ使えると本当にストレスフリーです。
ラウンジで朝食もランチもいただきました。
ハマド国際空港にはいつの間にかDEゲートまで行く空港内を走るトレインが出来ていました。
スケルトンなデザインでかっこいい。
(歩いても5分強ですが疲れているときにいいかも)
写真を撮って遊んだり♪
予定通り20:00にミラノ・マルペンサ空港に到着。
イミグレでEU圏以外の人のゲートは大混雑。
待っている間に調べたら23:30ミラノ発、朝5:55トリエステ着の
夜行バスを発見しそのまま購入。前から思っていましたが
Googleって本当に便利ですね。” Milan to Trieste “と検索するだけで
経路や時間までご丁寧に教えてくれるので。
あとは「預けた荷物はちゃんとミラノに届いているかなあ。
ドーハみたいな大きな空港で急に行き先変更なんて大丈夫?
中にケーブルやコンセント類が入っているから色々充電できないのはかなり困る」
とドキドキ。
入国審査に時間がかかったので当然荷物は全部出てきていました。
一度ターンテーブルを一周してみても無い!!
またもや心配していたことが現実に?!と思い
係員に相談に行こうかとも思いましたが
深呼吸してもう一度落ち着いて見ていたらありました!!
2017年で今のところ一番の緊張した瞬間です。
ミラノと言えば大聖堂の夜景キレイだろうなと思いましたが
雨が降っていて面倒になったのでそのまま空港からマルペンサ・エキスプレスで
中心部へ、メトロに乗り換えてバスターミナルへ。
きれいな夜行バスで翌朝時間通りにトリエステに到着しました。
トリエステで本当はホテルを予約していたのに
すでにキャンセル不可かつ泊まれなかったのがもったいないけれど
まあ仕方ない。朝食が美味しそうなステキなホテルだったのになぁ。
一番お金がかからないのは、カタール航空に従ってドーハに一泊でしたが
休みが少ない会社員なのでお金より時間なのです。。
もともと予約してあったトリエステ→ロヴィニ(クロアチア)行きの
バスの時間まで約3時間あったので朝からトリエステを観光しました。
今回の乗り継ぎ失敗、他に近い都市があったから
替えてもらえて良かったけれど無ければドーハ1泊でした。
いつも弾丸旅行なのでいい教訓になりました。
でもカタール航空はキレイだし機内食も美味しいし大好きです。
いつかまた時間があるときに、乗り継ぎ失敗で今度はドーハに1泊&観光してみたいです。