ソウル行き飛行機が搭乗直前欠航・ホテル当日キャンセルはできず約5万円自己負担 キャンセル保険の重要性

昨日(2024年1月2日)夜のフライトで韓国ソウルに行くはずでした。
年末年始2泊3日実家で修行だと思って頑張り昨日帰宅。
さあこれから年明け仕事前に休暇を楽しもう!
加えてエコノミーで予約したのにビジネスにアップグレードされてる!と幸せの絶頂でした。

韓国に最後に行ったのはコロナ前でよく覚えていないけれどキャッシュ50,000ウォン程、T-moneyカード9500ウォン残高あり充分。SIMカードもアマゾンで注文済。数日前からSNSでソウルの美味しいお店情報を見まくり、イルミネーションも見たいなと頭は完全にソウル一色。

JALはステイタス無いので搭乗までどうしようと思っていたところにやってきた幸運。せっかくなのでラウンジも利用させていただきました。
18時オープン直後のサクララウンジスカイビュー

この時、欠航になるなんて思いもせず機内食も楽しみたいからラウンジは控えめにとこれだけ。
お節料理もありパンもお酒も豊富。
ラウンジはANAよりJALが断然好き。JALのステイタスも欲しくなってきた。

噂通りJALのカレーは美味しい!柔らかなビーフがゴロゴロはいっている。
ラウンジでカレーなんてと昔は思っていましたがラウンジで食べるべきはカレーと今は思います。本当に美味しい。鯛焼きも可愛く美味しかった。そしてアップルタルトがホイップクリームと一緒に食べると美味しくて。すっかりJALラウンジの虜です。

この時X(旧Twitter)でJAL516便が着陸時に衝突し炎上しているニュースを初めて知りました。
羽田空港に到着しJALのカウンターで手荷物を預ける手続きをしたのは18時頃。その時は何もアナウンスされず知りませんでした。
また事故は国内線の滑走路のためかラウンジから炎上の様子は見えず、国際線には影響ないと思っていました。

19:15ボーディング開始の為、19:10頃そろそろゲートに行こうかと念のためラウンジ内のモニターで遅延が無いか確認したけれどOn Timeの表示。
搭乗ゲートに行きましたが19:15過ぎても何のアナウンスも表示もなし。再びXで羽田空港の全滑走路が封鎖されていることを知りました。

そして本来の出発時刻19:45頃、突然の欠航のアナウンス。
欠航?欠航はいいとして他の便に振り替えてくれないの?
アナウンスによると他の便への振り替え手続きは自分でやれとのこと。

・免税品を購入した人は返品手続きが必要になるのでカウンターに集まるように。
・出国手続きを取り消し預け荷物を返却する。
・欠航証明書、本日宿泊、タクシーが必要な場合は1人15,000円までJALが保証するのでその書類配布のため搭乗クラスごとにカウンターに並べ。20:30頃からスタートする。

案内されたのは以上。
これからやっと休暇が始まるとウキウキしていたので一気に悲しみのどん底に。

20:30頃からカウンターに並び、ブルーのTRANSIT CARD(通貨旅客搭乗券)、欠航証明書、立替交通費/宿泊費請求のご案内 をいただきました。
駅でも良く見るお怒りの方も多数おりこの書類をもらうだけでも非常に時間がかかりました。

これらをもらってもソウルで予約しているホテル代(約36,000円)は返ってきません。
11月~12月の繁忙期を乗り越えた疲れを癒すためにも良いホテルを予約していました。
キャンセル可能は宿泊費前日(つまり2024/1/1 23:59)まで。当日キャンセル100%請求は当然。

加えてソウルから別の航空券も予約しておりそちらは約67,000円。こちらはまだ搭乗日まで2日ほどあったのでキャンセル料約13,000円。

ただキャンセル料なんかより年末までの繁忙期と年末年始の実家での慰労の為にもここは旅立ちたい。
1日遅れでよいからソウルに行ける航空券が無いか。座る場所が無いロビーで2時間以上立ったまま待っている間に探しました。

翌日成田からお昼頃発のLCCで片道20,000円ほどでありました。LCCか・・チェックインにも長時間並ばないといけないし荷物を預けたら20,000円では済まないし何より気分が下がる。仁川からソウル市内に到着する頃には夕方。

JALから15,000円までホテル代が補償されると言っても今時そんな低価格で泊れるホテルが首都圏にあるのか?周囲でホテルが見つからないと会話している人が複数いた。航空機事故が無くても首都圏のホテルは空いていないし非常に高額。

苦渋の決断ですがキャンセルことにしました涙。キャンセルしてもこのブログを書いている今でも悲しみでいっぱい。「ひどすぎる!」「あまりにひどい・・」と昨日から大声で独り言がとまりません。

書類一式をもらいJALの係員に連れられ職員用エレベーターで下の階におり通常なら入国審査のブースで出国手続き取り消し。「出国のスタンプ押しましたか?」と聞かれ押していないと答えたらそのままパスポート返却されました。スタンプ要らない派です。物より思い出。

金浦空港に行けなかったバッグを羽田空港のベルトレーンで返却され更に悲しみが増加。
羽田空港を出られたのは21:30頃。
自宅に帰る路線バスの最終は終了し、昨今の人手不足のためか最寄り駅でタクシーを極寒の中40分待ちようやく帰宅。タクシー代はもちろん請求します。

元々飛行機大好き。「メーデー!航空機事故の真実と真相」は録画して観るほどの大ファン。
CNN、BBCで炎上するJAL516便の様子や焼け焦げてしまったA350の写真を見るととても心が痛みます。また亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

返ってこない計約50,000円のキャンセル料と楽しみにしていた休暇を過ごせなかった心を癒すためにも今後の為に調べました。

・所持しているクレジットカード付帯している海外旅行保険の補償内容
病気ケガ死亡、盗難は充実しているので近場アジアの旅は別途加入することはしていません。航空機遅延の補償も豊富だけど航空遅延は日本国内のみ。→ 使えない。

・航空機遅延の補償がある海外旅行保険に加入すればよかったのか?
→ どこも大抵上限2万円。そもそも2万円なら保障されなくても諦めがつく。

結果、現地海外のホテルや予約していたアクティビティ、ツアーのキャンセル料が保障される海外旅行保険はジェイアイ傷害火災保険のt@bihoキャンセルしか見つからず。

今回の場合は旅行代金10万円までキャンセル料をカバーしてくれるプラン(1,200円)に加入すれば全額補償されました。単独でも契約できるので良いなと思いました。

※画像は2024年1月3日現在。クリックしても保険会社のサイトにリンクしません。

あとは「旅行予約から14日以内かつ出発まで9日以上の旅行限定の保険」ということで
契約タイミングが難しい感じがするけれど損保ジャパンの子会社Mysuranceあたりででしょうか。

ただ今回は行き先も悪かった。ソウル金浦空港の運用時間(門限)は23時まで。
羽田空港の滑走路は21時30分には再開していたけれど、遅延しての出発は着陸できないから欠航になったことを調べて知ったのだけど、欠航の理由を説明して欲しかったなと思います。

羽田空港から夜~深夜便で海外に行くことが多いですが滑走路の渋滞で遅延はしょっちゅうです。昔カタールで乗り継げずイタリア・トリノで予約していたホテルに泊まれなかったことも。

昔、フランクフルトで大雪で乗るはずの成田行きエールフランスが当日欠航になった時は、
航空会社が2日後の便に振り替えてくれていました。
欠航になったら航空会社が代替便を手配してくれるものと思っていたのですが航空会社により異なるのか日本航空では何もありませんでした。自分で探すようにと。自分で探すと言っても何をしたらよいのかさっぱりわからず、HPにログインしても欠航になった便の予約が表示されず変更手続きもできず。
→ 今後の為にもJALにどうすれば良かったのか問い合わせました。出発時刻を過ぎた予約はHPに表示されないとのこと。
出発時刻を過ぎてから決まった欠航は自分では予約変更が出来なかったということです。カウンターに並ぶかコールセンターに電話。

欠航になっても航空会社は当てにならないので自分で速やかに代替便を手配。

今回身をもって学びました。LCCではなく日本航空というレガシーでも自己責任。
→ こちらもJALに問い合わせたところ欠航時、本来は代替便の手配をしてくれるそうです。
ただ今回は滑走路が使えるか不明だったのでそのような対応になったと推測されるとのことでした。

周囲を見渡す限り欠航はソウル金浦行きのみで、隣の搭乗ゲートのバンクーバー行き、上海行きは普通に搭乗が進んでおりました。滑走路も21時半頃再開。

時と状況によるけれど、欠航になったら自分でどうにかすることに変わりないです。
受け身で待っていても誰も何もしてくれないし早い者勝ち。
以前仕事の都合でどうしても代替便を待てず25万円の航空券を空港で急遽買ったことを思い出しました。。

今後はキャンセル保険に加入し少しでも心のダメージを和らげたい。
それにしても韓国行きたかった。今月中に行けるよう再度航空券探します。