台湾・台中にある廃墟をリノベーションした、SOF Taichung 植光花園酒店
2024年8月の宿泊です。
廃墟は「最盛期はどんな感じだったのだろう」と想像するとワクワクするので好き。
1950年代の建築、白雪大飯店として営業し廃業後長い間放置していた建物をニュージーランドの建築家 Fearon Hayがリノベーション。外観はいい感じに草も生え(これもデザインの一環)インテリアもかっこよく絶対泊まりに行きたいたいと長年思いやっと行けました。
SOF Hotel のSOFはspace, order, and form
台中駅から歩いて12分、800m。
到着時、尋常では無い暑さでこの道を3分でも歩くのは命にかかわると思いタクシーでホテルへ。
片道100TWD。運転手はおばあちゃん、英語は通じず親切だったけどおばあちゃんが働かないといけないことに色々心配になりながら無事スムーズにホテルへ。
入り口。SPACE ORDER FORM HOTEL
この草の生え具合が最高!
ではフロントへ。
長年泊まりたいと思っていたホテルだし、希望の部屋に確実に泊りたいのでホテル公式サイトから直接予約。
私が予約したのは、バスタブ付きのダブルルーム。
浴缸雙人房 / Breakfast Included 預先付款 (含早)
1 adult
3,099.00 TWD
チェックインの際に翌日の朝食を聞かれました。宿泊した日はサンドウィッチかベーグルの2択。
ドリンクはコーヒー、紅茶、アイス、ホット。時間は一番早い8:15はすでに埋まっており次に早い9:15でお願いしました。
ラウンジなどでいただけるのかと思ったら朝食はお部屋へデリバリー方式。
口コミで見たラウンジは今は有りませんでした。ちょっとしたスペースはあるのでドリンクは無料でいただけます。
また蚊が出るからとのことでデポジット100TWD(現金のみ)でベープのような蚊をよける機械を貸してくれます。
要らないかなと思ったけど返却時に100TWDは返金するから是非と強く勧められたのでお借りしました。
蚊が出るの?!昔ペナン島のブルーマンションに泊まった時に常に20匹くらいの蚊に刺されていて蚊はトラウマ並みに勘弁と思ったけれど、結果的に蚊は一匹も見かけませんでした。
最上階の7階、701号室 外は廃墟風だけど中は綺麗と予め知っていたけど本当に綺麗でスタイリッシュで想像以上。
天井と柱は建築当時のものなのかな?そうだったらいいな。
バスタブ
バスタブにハンドシャワーもあり
トイレエリアもピカピカ
タオルはホテルのロゴ入り
バルコニー
気温35℃のためここで寛ぐことは出来なかったけど、たまにバルコニーに出て台中のレトロな眺めを楽しみました。
赤いベンチも可愛い
バルコニー側から見たお部屋
バスルームから
電気ケトルもあるけれどフロントでコーヒー、紅茶類は無料でいただけます。
お酒も有料でいただけるようでした。
フカフカな枕が4つあるのが嬉しい。
暑さ対策なのか黒いカーテンがバルコニー全体にかけられていたので無い状態も見てみたい。
ミネラルウォーターは部屋には無く各フロアのエレベーター横にウォーターサーバーがあり
熱湯、冷水、常温水をいつでも好きなだけいただけます。
容器は自分で用意が必要。私はペットボトルに入れて部屋で飲んだり、外出時も持って行ったりしたけれど冷たさをキープできるサーモスとか持ってくれば良かったと思いました。
Don’t Disturb サインなどは最新式
吹き抜け部分は屋根が無いので明るい
雨が降ったら自然と植物に水が行き渡る仕組み
ああ素敵。来てよかった。
宮原眼科へアイスを食べに行こうと思い外出。
歩いて5分程。右の植物園風は先ほど7階の上から見た部分
何より植物の配置がおしゃれ
ホテルがある光復路。右の建物ががSOF HOTEL。何の違和感もなくこの通りに馴染んでいる。
アイスを食べ東東芋圓でテイクアウトし帰ってきたら、すっかり夜のSOFホテル。
夜のライトアップ具合も廃墟感が出ていて素敵。
外から見たロビー
同じく外から見たロビー
植物園は中に入れます。
※植物園と勝手に私が呼んでいるだけです。正しくは中庭かも。
写真で見るほうが廃墟感出ている。
2階からの眺め。ホテル内の散策楽しい。
夜のバルコニー
夜のバルコニーの赤い可愛いベンチ
バルコニーからの眺め 下方向。
すぐ下に炒め物のお店があり美味しそうだった。
バルコニーからの眺め 斜め左方向
夜の7階 共有エリア
下の植物園を見に行きます。
植物園には1階のフロント前に出入り口があっていつでも出入り自由。
この美しい空間に入って本当に大丈夫なの?と思いフロントのお姉さんに聞いたら
「もちろんOKよ、PUSHして入ってね」と言われました。
上を眺める 照明の配置・デザインがおしゃれ
廃墟と美しく配置された植物と照明。この空間に居られることが幸せ。
なんて素敵なんだろう。こういうクリエイティブな仕事したかったな。
フロント横のエリア
昔の写真を見るとここにテーブル椅子がありカフェエリアのようだったけれど
今はソファ。(2024年8月現在)
ライブラリーコーナー
グレーのソファふかふかで気持ち良かった。
そろそろお部屋へ
ネット検索していたら屋上にも行けることを知り、翌朝階段で屋上へ。
7階にドアがあり行けました。
屋上に到着
タンクが良い感じ
屋上からの眺め
屋上はタンクと備品の倉庫のような感じでした。
それよりも隣接した建物が真の廃墟!
ズームアップすると部屋には散乱したものや資材。
最高にわくわくしてしまい私は廃墟が好きなのだと再認識。
窓から見える白いものが気になる。
なぜ廃墟が好きかわからないけれど、ロシア・モスクワの廃園した遊園地に行った時もわくわくした。
モスクワまた行きたいな。日本から直行便が無くなっただけで入国自体はできるので、SNSで旅行記見かけると行きたくて堪らない。
エレベーターの中には FEARON HAYの写真。
アジア唯一の設計ホテルと聞くと、ますますここに来られたことが嬉しくなる。
FEARON HAY のサイトにSOF HOTELに生まれ変わる前のこの建物の写真あり。
朝食前に再び1階の植物園へ。朝の光の入り具合でどうやって見えるのか興味があったから。
朝も素敵
上方向
真上
植物園からエントランス方向
お部屋に戻ると朝食のデリバリーがドアの前に届いていました。
Uber Eatsのバッグみたいで楽しい。
開けると中は保冷保温になっていてヨーグルト、フルーツ、アイスティー、ベーグルが入っていました。
朝食はビュッフェが好きだけどおしゃれなホテルならデリバリー形式も楽しい。
せっかくなのでバルコニーで朝食。ウインナーも入っていました。
何のフルーツか不明だけど美味しかった。
台湾でいただくフルーツは何でも美味しい。
ベーグルは柔らかいタイプ。
チェックアウトする10時頃には青空
やはり最後に下を見る。
こういう吹き抜けのマンションに住みたい。あの植物園に雨が降るところも見てみたかった。
チェックアウト時に蚊をよける機械を返却したら、デポジットの100TWD(本日のレートで約444円)戻ってきました。
台湾はまだ現金のみのところも少なくないので現金が戻ってくると嬉しい。
帰りは古くレトロな建物を眺め、写真撮りながら歩いて台中駅へ。
台中は2回目だけどホテルが素敵だと街の印象も断然良くなる。
もっとレトロで廃墟感ある建物もたくさん見たいので台中にはまた行きます。
本当に泊って良かった。